「今日は寒いな」と思ったら、鍋日和。
みんなで鍋を囲んで、ほっこり温まりましょう。
手近にある材料をざくざく切って煮るだけで、ご馳走に見えて、しかもおいしい。
鍋料理は、手間をかけずにみんなでワイワイ楽しめるのが魅力。
最近はいろいろな味の鍋の素が手に入るようになって、和風、洋風、中華風、韓国風とバラエティにとんだお鍋を気軽に楽しめるようになりました。
その一方で、子どもの頃から食べている「我が家ならではの味」も捨てがたいもの。
ということで、冬になると必ず食卓に登場する、我が家の定番鍋料理「鶏と大根の鍋」のレシピをご紹介します。
我が家の定番「鶏肉と大根の超簡単鍋」レシピ
我が家の冬の定番料理「鶏と大根の鍋」は、材料も見た目もいたって地味ですが、大根好きにはたまらない奥深い味わい。
つくり方は切って煮るだけと、超簡単ですので、新鮮な大根が手に入ったらぜひ、お試しください。
【鶏肉と大根の超簡単鍋】
材料(3〜4人前)
大根(小) 1本
鶏もも肉 2枚
鶏ガラスープ 適量
だし昆布 適量
塩 適量
ポン酢 適量
七味唐辛子 適量
つくり方
①大根の皮をむく。
②①の3分の2量を厚さ4〜5mm、幅2cm程度の短冊切りにし、軽く下ゆでする。
③①の残りの大根はおろしておく。
④鶏もも肉は食べやすい大きさに切る。
⑤土鍋に鶏ガラスープ、だし昆布、②の大根、④の鶏もも肉、塩を入れて中火にかける。
⑥適宜、アクをとりながら煮る。鶏に火が通り、大根が柔らかく煮えたら完成。
⑦器にとり、③の大根おろしとポン酢、お好みで七味唐辛子をかけていただく。
鶏のうまみがしみた大根に大根おろしのみずみずしい辛みが加わって、シンプルなのに奥深い味わい。
鶏肉を食べ終えたあと、ごはんを入れて雑炊にすると、中華粥のような風味が楽しめます。稲庭うどん的な細麺を入れてもおいしいです。
このレシピは、父が昔、どこかの料理屋さんで食べて「すごくおいしかったから、つくって」と母に頼み込み、現物を知らない母が想像力を働かせて再現したもの。
鶏ガラスープが鰹だしになったり、大根以外に白菜やネギを入れてみたりとアレンジをきかせたこともありましたが、結局、大根と鶏肉だけのシンプルな組合わせが一番おいしいということで、この材料、つくり方に落ち着きました。
もともとの料理屋さんがどんな鶏と大根の鍋を出していたのか、今ではもう誰にもはっきりとはわかりませんが、冬になると食べたくなる我が家のおふくろの味です。