調味料の基本「さしすせそ(砂糖、塩、酢、醤油、味噌)」に加え、マヨネーズ、ソース、ポン酢にめんつゆと、日本の家庭ではさまざまな調味料が使われています。
では、実際のところ、各家庭にはどんな調味料が常備されているのでしょうか?
マイボイスコム株式会社 が実施した「『調味料』に関するインターネット調査 」の結果をチェックしてみました。
第3回「『調味料』に関するインターネット調査 」実施
「『調味料』に関するインターネット調査 」とは、インターネットリサーチ会社 ・マイボイスコム株式会社 が実施しているアンケート調査で、今回が3回目。男性5,672人、女性 4,653人の 10,325名が回答を寄せています。
【調査対象】「MyVoice」のアンケートモニター
【調査方法】インターネット調査(ネットリサーチ)
【調査時期】2020年01月01日~01月05日
【回答者数】10,325名
常備している調味料トップ3は塩、醤油、胡椒
「『調味料』に関するインターネット調査 」によれば、「家庭にある調味料」のトップ3は、塩、醤油、胡椒。それぞれ90%以上の人が「家庭にある」と回答しています。
続いて、砂糖、味噌、酢、マヨネーズ、ソースが80%台。
基本の「さしすせそ」に加え、現在は「まそ」が、家庭料理に欠かせない調味料となっているようです。
よく使用する調味料は「さしせそ」
家庭でよく使用する調味料は醤油、塩が7〜8割、味噌、砂糖、胡椒が6割という結果。酢を除いた「さしせそ」が味付けの基本となっているようです。
またマヨネーズは5割、みりん、めんつゆ、だしの素は4割が「よく使う」と回答。
子どもからお年寄りまで幅広く好まれる「マヨネーズ」、煮物、鍋、炒めものなど何にでも使える「めんつゆ」、こくと照り、上品な甘みが加わる「みりん」、そして簡単にうまみが出せる「だしの素」は、今では家庭料理に欠かせない調味料と言えそうです。
一つの調味料を2種類以上そろえている人は2割以下
「家にある調味料のうち、2種類以上の味や銘柄・ブランドなどを常備している」と回答した人は、醤油、塩でも2割程度。味噌、砂糖、酢、ソース、胡椒が10%という結果でした。
濃口醤油と淡口醬油、白味噌と赤味噌、ワインビネガーと穀物酢、ウスターソースととんかつソースなど、基本の調味料を2種類以上そろえている家庭は結構多いのではと思いますが、今回の回答者はそもそも、家で料理を「ほぼ毎日する」と答えた人が全体の37.4%。男性では各年代で10%程度しか家で頻繁に料理をしていないので、この結果となったのでしょう。
あるいは、本当は何種類か常備しているけれど、「ふだん調理をしないからわからない、知らない」という回答者も多かったかもしれません。
味付けは「薄味派」と「しっかり派」に分かれる傾向
料理をする際にこだわるポイントは、「薄味にする」 (39.5%)、「素材の味をなるべく生かす」(25.5%)という声が多数。薄味で、素材の味を活かす味付けは女性や高年齢層で比率が高くなっています。
一方、男性は「しっかり味付けをする」という回答の比率が高め。男性は、女性に比べてしっかり濃い味を好む人が多いようです。
家庭で使う調味料の変化が示すもの
マイボイスコム株式会社では2013年に第1回目、2017年に2回目の「『調味料』に関するインターネット調査 」を実施。2020年1月に実施した今回が3回目となります。
それぞれの「家庭でよく使う調味料」の推移を見ると、醤油、塩、胡椒、味噌、みりんが回を追うごとに回答者比率が減少していますが、これはなぜなのでしょう。
煮物などを家庭でつくらなくなったり、薄味志向が強まったりといった要因も考えられますが、基本的な調味料の利用が2〜5ポイント減少するということは、それだけ家庭で料理をする人が減っているということかもしれません。
一方、マヨネーズ、めんつゆ、だしのもと、ソース、酢は1回目の数値は越えていないものの、今回の数値は2回目より高くなっています。こうした調味料は1種類で簡単に味付けでき、ふだんあまり料理をしない人にも使いやすいため、微増していると考えられそうです。
マイボイスコム株式会社では下記のサイトで、「『調味料』に関するインターネット調査 」の調査結果を紹介しています。ご興味のある方はチェックしてみてください。