ネットを見ていたら、こんな言葉が目に入りました。
『なんとなく不調をととのえるスープ』
世界文化社から発売されたレシピ本。
冷え、不眠、疲れ、肌荒れ、イライラ……。病気とまではいかないけれど、「なんだか体調が優れないな」というときに、野菜の力で体をととのえてくれるスープが紹介されているそう。
著者の鈴木愛さんは長野・穂高にある「ホリスティックリトリート穂高養生園」の料理人さん。
穂高養生園は「体にやさしい食事、ヨーガや散歩などの適度な運動・心身の深いリラックス」の3つのアプローチにより、自然治癒力を高めることを目的とした宿泊施設で、マクロビオティックをベースとした玄米菜食を提供されているようです。
最初の一歩「しいたけだしのスープ」をつくってみました
本を紹介する記事には、こんな文章が。
日々の食事をすべて見直さなくても、1日1回をこのやさしいスープに置き換えるだけで、体は確実に変わります。
野菜も好きだけれど、お肉もお魚も食べたい私。
マクロビオティックな食事を毎日、続けるのは正直難しいけれど、1日1回のスープづくりなら続けられるかもしれません。
“体が重くてだるいのが続く、疲れている、胃腸の調子がいまひとつと感じるとき、まずはシンプルな材料でつくるスープを試してみてください。
本書でご紹介するシンプルスープは「野菜だしのスープ」「しいたけだしのスープ」「玄米スープ」の3つです。
この3つのスープは、だしやおもゆのようにすーっと体にしみわたり、「なんとなく不調」に苦しむ体をととのえてくれます。“
シンプルなスープなら、めんどうくさがりな私にもつくれるかな。
よく見ると、記事中には写真とともに材料、つくり方も紹介されています。
たとえば、「しいたけだしのスープ」は、干ししいたけ、梅干し、水、醤油でつくるシンプルなレシピ。
外食が続いたときなどにおすすめのスープだそう。
食養生では、しいたけは動物性の脂や酸化した油を体中で中和させてくれるといわれています。
ゆっくりもどし、ゆっくり煮ることによって、えぐみのないすっきりとした味に。
梅干しの酸味が心地よくしみます。
ということで、さっそくつくってみました。
「しいたけだしのスープ」。
家にあった、ごく普通の干ししいたけを使って。
レシピは1〜2時間となっていますが、前日から一晩水に浸けて。
翌朝、5年ものの自家製梅干しを加えて弱火で30分。
冷まして濾して、醤油を少々。
梅干しの酸味、塩けの奥からしいたけの上品なうまみがじんわりと広がって、しみじみおいしい。
お酒を飲み過ぎた翌朝に、これを飲んだら気分も頭もすっきりしそうです。
こうしてレシピの一部を確認できると、自分の好みの味かどうかや、つくりやすさがわかって購入の際の参考になりますね。
「れんこんときのこのスープ」もおいしそう
「れんこんときのこのスープ」は体を内側からうるおしてくれるそう。
こちらも材料は、れんこん、マッシュルーム、しいたけ、玉ねぎなど、ごくシンプル。
塩麹がいまは手元にないので、あらためて試してみようと思います。
他には、体の芯まで温めて、冷えにくい体にしてくれる「せん切りにんじんとセロリのスープ」のレシピも紹介されています。
このスープはにんじん、セロリ、えのきの組合わせ。ローリエが入ってちょっと洋風。
おいしくいただいて、冷えを改善できたらうれしいですよね。
『なんとなく不調をととのえるスープ』は127ページ。税込1650円。
スープのほかに、季節のご飯レシピものっているようです。
目次
第一章:体をととのえる最初の一歩 シンプルスープ
第二章:寒い季節のスープ
第三章:暖かい季節のスープ
スープのお供に:玄米・胚芽米の季節のご飯
うん、いいかも。
あったかスープと、玄米、胚芽米ご飯。
週に何度か、この献立にすれば、冷えやだるさが楽になるなら、
こんなにうれしいことはありませんね。
『なんとなく不調をととのえるスープ』
著者:鈴木愛
発売日:2019年11月9日(土)
定価:1,500円+税
発行:株式会社世界文化社